『妖怪年代記（ばけものねんだいき）』

予が寄宿生となりて松川私塾に入りたりしは、英語を学ばむためにあらず、数学を修めむためにあらず、なほ漢籍を学ばむことにもあらで、他に密に期することのありけるなり。 加州金沢市古寺町に両隣無き一宇の大廈は、松山某が、英、漢、数学の塾舎となれり。 …

著者	泉鏡花
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約18分（500文字/分）
朗読目安時間	約29分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

疾（とみ） 戦（わなゝ） 震（ぶるひ） 自分（みずから） 直（たゞ） 引退（ひつさが） 母様（おつかさん） 謝罪（おわび） 態（すがた） 整（ひと） 長（ちやう） 鎖（ぢやう） 発（いだ） 蜿蜒（のたる） 妾（せふ） 外（おもて） 帰（かへり） 過（あや） 夜更（よふく） 漫（そゞ） 関（かゝは） 間（うち） 先刻（さきに） 頭（かうべ） 留（とゞま） 此処（このところ） 傍（かたへ） 突出（つきい） 言伝（いひつた） 観（ながめ） 恥（はづか） 怪（くわい） 間（ひま） 微（ほのか） 下（おろ） 縛（くゝ） 蓋（けだし） 妾（わらは） 此室（このま） 住居（すま） 戦（わなな） 午前（ひる） 為（せ） 口惜（くちをし） 合（かな） 平素（ひごろ） 酔（ゑひ） 家中（かちう） 極（きは） 画（ゑが） 如何（いかに） 堪（たへ） 此（こゝ） 欲（おも） 傍（かたはら） 歓（くわん） 外方（とのかた） 様（やう） 漫（そゞろ） 群（ぐん） 出（いだ） 活（くわつ） 閃（きらめ） 汝（おのれ） 哀（あはれ） 武士（ものゝふ） 酔臥（ゑひふ） 酔（ゑ） 遽（にはか） 候（さふら） 絶（ぜつ） 道理（もつとも） 現（うつゝ） 急（あせ） 留（とゞ） 退（しりぞ） 教（をしへ） 未（まだ） 交（かは） 蛇（くちなは） 類（るゐ） 白痴（たはけ） 彼（かの） 引出（ひきい） 説（い） 言懸（いひか） 助（たすけ） 言（ことば） 恐（おそれ） 性懲（しやうこり） 性（せい） 忍（しのび） 故（わざ） 踵（かゝと） 只（と） 数回（すくわい） 後住（こうぢう） 好事（よきこと） 歎（かこ） 塵埃（ちりほこり）