“後住”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじゅう42.9%
ごぢう28.6%
ごぢゆう14.3%
こうぢう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行脚あんぎゃの身の上で、しかし葬式でもあった時には困ろうから、後住ごじゅうきまるまで暫くいて上げようと云うんで、其の寺に居りました
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一向にわきまへずして感應院後住ごぢうの儀は存じもよらず爰にさればひとつの御願ひあり何卒當年たうねんより五ヶ年の間諸國修行致し諸寺しよじ諸山しよざん靈場れいぢやうふみ難行苦行を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
、寺の後住ごぢゆうと申やうなるもの、養子にてもなしに引うけ候。文章は無䨇也。為人ひととなりは千蔵よく存ゐ申候。年すでに三十一、すこし流行におくれたを
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
るからに執念の留まれるゆゑにや、常にはせるくわい無きも、後住こうぢうなる旗野の家に吉事きつじあるごとに、啾々しう/\たる婦人をんな泣声なきごゑ、不開室の内に聞えて、不祥ふしやうある時は、さも心地好こゝちよげに笑ひしとかや。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)