後住ごぢゆう)” の例文
、寺の後住ごぢゆうと申やうなるもの、養子にてもなしに引うけ候。文章は無䨇也。為人ひととなりは千蔵よく存ゐ申候。年すでに三十一、すこし流行におくれたを
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茶山はさきに久太郎を抑止しようとした時は後住ごぢゆうと云ひ、今譲四郎を拘係くけいしようとする時は仲継と云ふ。その俗簡を作るに臨んでも、字を下すこと的確動すべからざるものがある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)