“後方”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うしろ78.2%
あと7.3%
こうほう5.5%
しりへ3.6%
しりえ2.7%
あちら0.9%
うしろで0.9%
こうはう0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“後方”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩50.0%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語8.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
見よ彼は背を胸に代ふ、あまりにさきをのみ見んことをねがへるによりていまあとを見後方うしろにゆくなり 三七—三九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかしてかしこより日の光の反映てりかへすこと、鉛を後方うしろにかくす玻瓈はりより色の歸るごとくなるべし 八八—九〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
大丈夫でございますよ。後方あとが長浜、あれが弁天島。——自動車は後眺望あとながめがよく利きませんな、むこうに山が一ツ浮いていましょう。淡島です。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後方あとへ歸りませう、如何樣どんなに嶮しくても、今迄の途なら知つてゐますから」たゞそれだけ、眼を閉ぢて動かない、冷たい風が下の方から吹いて來る。
(旧字旧仮名) / 吉江喬松吉江孤雁(著)
けれど、殿しんがりうけたまわったからすは、このよわ仲間なかまを、後方こうほうのこすことはしなかった。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おわかい! お若い! およそ築城の縄取りをなすにあたって、後方こうほうやぶれを思わぬ者やあらん」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我等はじめてかの針眼はりのめを出づるをえたり、されど山後方しりへにかたよれる高き處にいたりて、我等自由に且つゆるやかになれるとき 一六—一八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
イワンは後方しりへにわがをば、鞍に結びて乗せ行けり。
海道の合戦は、この日に始まり、交戦三日後には早やそこの矢矧やはぎ川も官軍二万の後方しりえにおかれていた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪之丞は、老師のそうした言葉にもかかわらず、すぐに後方しりえに従うことがためらわれた。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
それが戦争後もずつとその儘やして置かれるか、うかといふ事が、後方あちらでは今好事家かうずか仲間の話題になつてゐる。
正面しやうめん本院ほんゐんむかひ、後方こうはう茫廣ひろ/″\とした野良のらのぞんで、くぎてた鼠色ねずみいろへい取繞とりまはされてゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)