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後方
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しりえ
ふりがな文庫
“
後方
(
しりえ
)” の例文
が、いまだに姥の力が、彼に影響しているものと見え、足にも腕にも力がなく、
後方
(
しりえ
)
へドッと仆れてしまった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
雪之丞は、老師のそうした言葉にも
拘
(
かかわ
)
らず、すぐに
後方
(
しりえ
)
に従うことがためらわれた。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
客は早くも、主人の
後方
(
しりえ
)
なる、
品匣
(
しなばこ
)
に目をつけて、『釣の御用意ですか。』
元日の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
海道の合戦は、この日に始まり、交戦三日後には早やそこの
矢矧
(
やはぎ
)
川も官軍二万の
後方
(
しりえ
)
におかれていた。そして序戦にやぶれ去った足利方の
先鋒
(
せんぽう
)
高ノ
師泰
(
もろやす
)
は、
鷺坂
(
さぎさか
)
(遠州見附の北)までなだれ退いて
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後方
(
しりえ
)
にいた蓬生が抱き止めた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“後方”の意味
《名詞》
後 方(こうほう)
後ろの方。
(出典:Wiktionary)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“後方”で始まる語句
後方羊蹄
後方羊蹄山