“鷺坂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さぎさか66.7%
さぎざか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家扶の鷺坂さぎさか靱負が来ると、手箱と云い、こんどは激しく咳こんだ。七十郎は眼をそむけて、続けさまに酒をあおった。
海道の合戦は、この日に始まり、交戦三日後には早やそこの矢矧やはぎ川も官軍二万の後方しりえにおかれていた。そして序戦にやぶれ去った足利方の先鋒せんぽう高ノ師泰もろやすは、鷺坂さぎさか(遠州見附の北)までなだれ退いて
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本野原もすぎて、道は、鷺坂さぎざかへかかっていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)