“師泰”の読み方と例文
読み方割合
もろやす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、にわかに大規模な作戦を立て、高師直こうのもろなお師泰もろやす総帥そうすいとする、二十余ヵ国の兵六万をもって、東条、赤坂の攻略に大挙さしむけた。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
へたるように、兵は河原で腰をおとした。休め、の令が出たからである。というのは、ここで直義を待ち迎えたこう師泰もろやすの部隊がある。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「は。すでにこう師泰もろやす以下三千騎ほどを、とりあえず一陣として先に急がせ、吉良、細川、佐々木道誉らも、つづいて戦場へむかわせました」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)