“師父”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
しふ	92.3%
ちち	7.7%

しふ

「師父（しふ）さん、まあおきき下さい」と彼は言った。「あなたは今まで私が出逢った最も聡明なそしてまた最も潔白な方であると考えます」

金の十字架の呪い (新字新仮名) ／ ギルバート・キース・チェスタートン(著)

ふしぎともふしぎ、運転台にいるのは、背広姿になってはいるが、雷洋丸にいたときは牧師（ぼくし）の服に身をかためていた師父（しふ）ターネフであった。

爆薬の花籠 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

ちち

その子らはかくも歎くを石うつと師父（ちち）なる人を将た縛（いま）しめぬ

夢殿 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

“師父（教父）”の解説

教父（きょうふ、el: Εκκλησιαστικοί Πατέρες、la: Patres Ecclesiae、de: Kirchenväter、en: Church Fathers）とはキリスト教用語で古代から中世初期、2世紀から8世紀ごろまでのキリスト教著述家のうち、とくに正統信仰の著述を行い、自らも聖なる生涯を送ったと歴史の中で認められてきた人々をいう。また、その思想を教父哲学という。
正教会の聖師父（せいしふ）にほぼ相当するが、聖師父は教父より時代的に広い範囲、すなわち、古代から近現代の正教会思想家にも適用される。なお、「聖師父」の語と概念は稀にカトリック教会関連の出版物にも見られ、正教会特有の概念ではない。
(出典:Wikipedia)

師	常用漢字 小５ 部首:⼱ 10画
父	常用漢字 小２ 部首:⽗ 4画