“先鋒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんぽう91.5%
さき6.4%
せんぱう2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楠木勢の先鋒せんぽうといえば、そのあらかたが、日傭兵ひやといへいといってもよい、半裸同様な軽装に、ただ大刀だんびらや長柄を振り廻すものが多かったのだ。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本書紀にほんしょき神功じんぐう皇后の巻にいわく、「神のおしうることありて曰わく、『和魂にきみたま王身みついでしたがいて寿命みいのちを守らん。荒魂あらみたま先鋒さきなして師船みいくさのふねを導かん」 ...
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
〔評〕南洲官軍の先鋒せんぱうとなり、品川にいたる、勝安房かつあは、大久保一翁、山岡鐵太郎之を見て、慶喜つみつのじやう具陳ぐちんし、討伐たうばつゆるべんことを請ふ。安房素より南洲を知れり、之を説くこと甚だ力む。