“急先鋒”の読み方と例文
読み方割合
きゅうせんぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急先鋒きゅうせんぽうの屠犬児、玄関へ乱入する、前面を立塞たちふさぎて喰留むるは護衛の門番、「退すされ、推参な!」というをも聞かず、無二無三に推込おしこめば
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これ欧洲新思想の急先鋒きゅうせんぽうたるヴェルハアレンが郷土の美術を詠じたる最後の一章たり。フランドルはもと自由の国たり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
煮えすぎると固くなっていけない。それで、その、革命思想だがね、そいつの急先鋒きゅうせんぽうが、この留日学生だと来ているんで、問題がややこしくなる。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)