“先鋒隊”の読み方と例文
読み方割合
せんぽうたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷駄隊にだたいを、落伍さすな。——大荷駄は、たえず、貝を吹いて、貝に答えよ。また先鋒隊せんぽうたいは、離れすぎて、道をあやまるな」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百三十日あまり前に東山道軍の先鋒隊せんぽうたいや総督御本陣なぞがにしき御旗みはたを奉じて動いて行ったのも、その道だ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
敵の中央まなかをさして丁字形に進みしが、あたかも敵陣をる一万メートルの所に至りて、わが先鋒隊せんぽうたいはとっさに針路を左に転じて、敵の右翼をさしてまっしぐらに進みつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)