“せんぽうたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
先鋒隊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじかみヶ原では、先鋒隊せんぽうたいと先鋒隊とのあいだに、二、三度、小ぜり合いがあっただけである。甲軍もさるもの
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
餅屋もちやはすでに焼き払われていて、その辺には一人ひとりの諏訪兵をも見なかった。先鋒隊せんぽうたい香炉岩こうろいわに近づいたころ、騎馬で進んだものはまず山林の間に四発の銃声を聞いた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
わが本隊は右、先鋒隊せんぽうたいは左、敵の艦隊をまん中に取りこめて、引つ包んで撃たんとす。戦いは今たけなわになりぬ。戦いの熱するに従って、武男はいよいよわれを忘れつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)