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先鋒隊
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せんぽうたい
ふりがな文庫
“
先鋒隊
(
せんぽうたい
)” の例文
「
荷駄隊
(
にだたい
)
を、落伍さすな。——大荷駄は、たえず、貝を吹いて、貝に答えよ。また
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
は、離れすぎて、道を
過
(
あやま
)
るな」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
百三十日あまり前に東山道軍の
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
や総督御本陣なぞが
錦
(
にしき
)
の
御旗
(
みはた
)
を奉じて動いて行ったのも、その道だ。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
敵の
中央
(
まなか
)
をさして丁字形に進みしが、あたかも敵陣を
距
(
さ
)
る一万メートルの所に至りて、わが
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
はとっさに針路を左に転じて、敵の右翼をさしてまっしぐらに進みつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
薑
(
はじかみ
)
ヶ原では、
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
と先鋒隊とのあいだに、二、三度、小ぜり合いがあっただけである。甲軍もさるもの
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
両
餅屋
(
もちや
)
はすでに焼き払われていて、その辺には
一人
(
ひとり
)
の諏訪兵をも見なかった。
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
が
香炉岩
(
こうろいわ
)
に近づいたころ、騎馬で進んだものはまず山林の間に四発の銃声を聞いた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
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わが本隊は右、
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
は左、敵の艦隊をまん中に取りこめて、引つ包んで撃たんとす。戦いは今たけなわになりぬ。戦いの熱するに従って、武男はいよいよわれを忘れつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
初旬の四日、五日とつづいて、
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
は続々と北国攻めの
途
(
と
)
についた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この際、どんな無理をしても一番の
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
から十六番隊までの諸隊を
芸州表
(
げいしゅうおもて
)
に繰り出させ、長州はじめ幕府に離反するものを圧倒しようとするこの軍役の前途には、全く測りがたいものがあった。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
のうちにはすでに
駒場
(
こまば
)
泊まりで出かけるものもある。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
鋒
漢検準1級
部首:⾦
15画
隊
常用漢字
小4
部首:⾩
12画
“先鋒”で始まる語句
先鋒
先鋒軍
先鋒銃兵