“途”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みち82.7%
6.7%
4.2%
3.2%
1.9%
しな0.4%
0.4%
おく0.2%
すじ0.2%
つひ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“途”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
くて、若くして自分の寿命の短かいであろうことを覚悟させられた時、当然、一つの安易な将来のみちが思浮かべられた。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
いつ動きだすやら判りもせん船を待っとらねならん、宝ものにしておいた家の道具はみんな潮水に濡れて、使いみちも無くなった
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
かくて志士しし仁人じんじんに謀りて学資の輔助ほじょを乞い、しかる上にて遊学ののぼらばやと思い定め
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
——こうふりかえると、帰国のへの不気味さは、都にとどまる空しさより、もっと暗い予感と、怨みとを、伴うのであった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その間にかたきねらう上野介の身に異変でもあったらどうするかと、一に仇討の決行を主張するものとがあって
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
お前さんはそう一に決めていても、世の中の事というものは白紙しらかみへ一文字を引いたように、無造作にわかるものじゃあねえ。
勘平の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
唯一に素直に、心の底の美しさが匂ひ出たやうに、静かな美しい眼をして、人々の感激する様子を驚いたやうに見て居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だがこの時以来、彼女はひたすら一日も早く甥に妻帯させて、初孫の守をしたいものだと、ただ一にそのことばかり考へるやうになつた。
するとまた、柱廊や黒い人影が思い出され、神や避けがたい死のうえに、思いはなくさまようのであった。
きょうまで、無理にいましめていた理性と羞恥しゅうちを破って、片恋の涙は、いちどに、男の膝を熱く濡らして、今はもう止めもない。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから帰りしなにその非人の処を通りかかりましたが、酔うたマギレの上機嫌で、
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「……コ……この眼で見て参じました。今朝、早よう……孫の墓へ参りました帰りしなに、裏通りを近道して、祇園町へ帰ろうと致しましたれば……あ……あの桃の花の上がっておりまする、蔵元屋の……お墓の前で……」
唯一に素直に、心の底の美しさが匂ひ出たやうに、靜かな、美しい眼で、人々の感激する樣子を、驚いたやうに見まはして居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
唯一に素直に、心の底の美しさが匂ひ出たやうに、靜かな、美しい眼で、人々の感激する樣子を、驚いたやうに見まはして居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
いいえ。ドーブレクはその頃は名も知られない男で、まだ舞台へは現れて参りません。ところが、意外にも突然連判状の所在が知れました、と云うのは自殺した運河会社社長の従弟いとこであるジェルミノーさんが肺病で死ぬる間際に、警視総監に手紙をおくって、実はあの連判状は自分のしつの金庫内に保管してあるから、自分の死後取り出してくれと申したのでございます。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
先生は常にそう言って、画家はあくまで筆一すじにゆくべきであると強調された。
三人の師 (新字新仮名) / 上村松園(著)
つひ泡沫うたかたはかなさです。ひとづてにいたばかりですけれども、に、やまに、あめとなり、つゆとなり、ゆきや、こほり
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)