“中途半端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうとはんぱ75.0%
ちうとはんぱ12.5%
ハルプハイト12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれがあんな自我の無い手合いと一しょになるものか、自分にはあんな中途半端ちゅうとはんぱな交際振りは出来ない。征服せいふく征服かだ。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
代助に云はせると、親爺おやぢの考は、万事中途半端ちうとはんぱに、或物あるものを独り勝手に断定してから出立するんだから、毫も根本的の意義を有してゐない。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それは全体として見れば、精神的の中途半端ハルプハイトである。求むべきものと求むる道との混乱に苦しみつつ、しかも混乱に気づかぬ痴愚である。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)