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中途半端
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ちゅうとはんぱ
ふりがな文庫
“
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)” の例文
誰
(
だれ
)
があんな自我の無い手合いと一しょになるものか、自分にはあんな
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)
な交際振りは出来ない。
征服
(
せいふく
)
か
被
(
ひ
)
征服かだ。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
うんと大きく
邸
(
やしき
)
を構えるか、さもなければどんな
侘
(
わび
)
しい住居にもじっと我慢するか、どちらにしても
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)
なことが出来ないようなところから
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかし非人でもなく、エタでもなく、さりとて普通民でもなく、
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)
のままで永く後に遺るというのは、彼らが通例の場合に於いて与えられた運命であった。
来り人の地位と職業:平民申付候事
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
爺さんが北海道に帰ってからよこした第一の手紙は、十三行の
罫紙
(
けいし
)
に
蠅頭
(
じょうとう
)
の細字で認めた長文の手紙で、農とも読書子ともつかぬ
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)
な彼の生活を手強く攻撃したものであった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
こんなふうで、かれは現在までに、第一回目の
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)
な体験までを合わせると、すでに九回の塾生活を送って来ており、間もなく、その第十回目の生活にはいろうとしているのである。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
などいう
御中間
(
ごちゅうげん
)
、
中間
(
ちゅうげん
)
、
中間男
(
ちゅうげんおとこ
)
、
中間法師
(
ちゅうげんほうし
)
の
中間
(
ちゅうげん
)
は、ハシタというと同じく、間人すなわち
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)
なるものの義に外ならぬ。それが転じて下品なもの、下司な男という義に用いられたのである。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“中途半”で始まる語句
中途半把