新生しんせい
「岸本君——僕は僕の近来の生活と思想の断片を君に書いて送ろうと思う。然し実を言えば何も書く材料は無いのである。黙していて済むことである。君と僕との交誼が深ければ深いほど、黙していた方が順当なのであろう …
作品に特徴的な語句
歯痒はがゆ びん 燭台しょくだい 深傷ふかで 稲妻いなずま 長火鉢ながひばち 伯林ベルリン 凄味すごみ 裏店うらだな 羽目はめ あと 唐桟とうざん 慷慨こうがい 錦絵にしきえ 御褒美ごほうび 日数ひかず 博多はかた 高輪たかなわ 芍薬しゃくやく 亢奮こうふん 短冊たんざく きぬた 忿怒いかり 午過ひるすぎ 庫裏くり 秩父ちちぶ 和泉いずみ 度毎たびごと 惜気おしげ 樹蔭こかげ 香港ホンコン 山羊やぎ 浪花節なにわぶし 伽話とぎばなし 板塀いたべい 塹壕ざんごう 混淆こんこう 目貫めぬき 牢屋ろうや 百日紅さるすべり 武蔵野むさしの 麦藁むぎわら さかい 亜細亜アジア 半襟はんえり 苗字みょうじ 睡気ねむけ 香華こうげ 成行なりゆき 不忍しのばず 谷間たにあい 追分おいわけ 無沙汰ぶさた 黄昏時たそがれどき 冬籠ふゆごも 夢寐むび 素朴そぼく 透間すきま 遙々はるばる 頑是がんぜ 御蔭おかげ 緋鯉ひごひ 建物たてもの 御手みて しきみ 相容あいい 窓際まどぎわ 際立きわだ 思惑おもわく なし 清楚せいそ 脚気かっけ 中洲なかす 宛名あてな 齟齬そご 御挨拶ごあいさつ 硝子窓ガラスまど 蒟蒻こんにゃく 閃光せんこう 隅田川すみだがわ 仲人なこうど 花弁はなびら 沮喪そそう 向日葵ひまわり 苔蒸こけむ 駝鳥だちょう 常磐木ときわぎ 脂肪あぶら 一歩ひとあし 母衣ほろ 疼痛とうつう 行火あんか 麦藁帽むぎわらぼう 齷齪あくせく 口吟くちずさ 手蹟しゅせき 両人ふたり 函館はこだて 愛宕山あたごやま 榾火ほたび