“真心”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞心
読み方割合
まごころ81.1%
まごゝろ7.5%
しんしん3.8%
ほんしん1.9%
まこと1.9%
ハアト1.9%
ハート1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶん真心まごころがいつか、にいさんにわかるときがあろう。」と、おとうとは、一粒ひとつぶのしいの裏庭うらにわめて、どこへとなくりました。
白すみれとしいの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
斯の飾りの無い一行の光景ありさまは、素朴な牛飼の生涯にく似合つて居たので、順序も無く、礼儀も無く、唯真心まごゝろこもる情一つに送られて、静かに山を越えた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
(『起信論きしんろん』に曰く、「いわゆる心性は不生不滅なり」と。また曰く、「これ真心しんしん常恒じょうごう不変」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
あんまりでも何でも、これが真心ほんしんでございますよ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
こうして遠くへ来てまで、清の身の上を案じていてやりさえすれば、おれの真心まことは清に通じるに違いない。通じさえすれば手紙なんぞやる必要はない。やらなければ無事でくらしてると思ってるだろう。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
我等芸術のあわれむべき労働者よ。普通の人々にはしかく簡単に自由を与えらるることも我等には何故に許されぬのだろう。それもことわりである。普通の人々は真心ハアトを持つ。我等はついに真心の何物をも持たぬ。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
真心ハートの何物をも持たない』と言つてフロオベルは慨嘆した。トルストイはトルストイで、矛盾に矛盾をかさねて、そして最後は修道院に入るやうな結果を得た。モウパツサンは狂死した。
J. K. Huys Mans の小説 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)