“しんしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
森々23.8%
駸々18.5%
縉紳11.9%
津々9.9%
深々4.6%
身神4.0%
搢紳4.0%
心身3.3%
浸々3.3%
岑参2.0%
真心1.3%
参々1.3%
身心0.7%
品々0.7%
寂々0.7%
岑々0.7%
心神0.7%
振震0.7%
新進0.7%
森深0.7%
森然森然0.7%
沈々0.7%
津津0.7%
深森0.7%
眞神0.7%
秦晋0.7%
臣々0.7%
蓁々0.7%
親親0.7%
震々0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御堂と松風よりも杉のの香の清々しい森々とした樹立の中に、青龍の背をさながらの石段の上に玉面の獅子頭の如く築かれて
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
中には粉末の腐骨が残されていて、肉の疲れを見すまし黴菌は駸々と周囲を腐蝕し始めます。外部の黴菌もこれに呼応します。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
数日して某縉紳の子が十一娘に結婚を申しこむことになったが、普通の手段ではわないと思ったので、邑宰に頼んで媒灼してもらった。
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
しかしこの句を読むと、俳味津々たるのみならず、何だか春の夜に調和するように思われるから妙である。異色ある句といわなければならぬ。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
夜は深々と更けて、麹町六番町のウイラード・シムソンののあたりは、まるで山奥のように静まり返っています。
計略二重戦:少年密偵 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
ここを先途げども、せども、ますまするるに、人の力はりて、身神全く疲労して、昏倒せんとしたりければ、船は再びく見えたり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かえって正当と見られるような、そういう時勢となったので、そこで多数が団結し、何々党、何々組などと、そういう党名や組名をつけて、搢紳の館や富豪の屋敷へ
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし心身の疲労はひどく、火のそばへは寄ったものの、誰も立っていられる者はなかった。そのまま、そのところに彼らは泥のような睡りに落ちていったのだ。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
城中いたるところ浸々と濁流が渦巻いて、れあがった馬のや兵の死骸がと共に浮いては流されて行く。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是等の動詞の用法は海彼岸の文学の字眼から学んだのではないであらうか? 字眼とは一字のの為に一句を穎異ならしめるものである。例へば下に引用する岑参の一聯にするがよい。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
冷遇て冷遇て冷遇抜いている客がすぐ前のッても、他の花魁に見立て替えをされても、冷遇ていれば結局喜ぶべきであるのに、外聞の意地ばかりでなく、真心修羅すのは遊女の常情である。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
唐突に羊歯や木賊参々と密生した仄暗い沼沢の中へ押出された。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
能々ひし事かなど二日二夜海上にひし事なれば身心流石の吉兵衞岩の上に歎息の外は無りしが衣類は殘らず惣身よりはり未だ初春の事なれば餘寒は五體に染渡にてれる如くなるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て百け打に打せければれむべし傳吉は身のて血は流れて身心惱亂し終に悶絶したるゆゑ今日のは是迄にて入牢となり之より日々にられけるが數度の拷問に肉落て最早も立ずかに息のふのみにて今は命のらんとなす有樣なり爰に於て傳吉思ふやう無體の拷問はに上臺憑司が役人と
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「また始まッた、ヘン跳馬じゃアあるまいし、万古に品々五月蠅い」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
日が恐しく早く暮れてしまうだけ、長いはすぐに寂々け渡って来て、夏ならば夕涼みの下駄の音にられてよくは聞えない八時か九時の時の鐘があたりをまるで十二時の如くにしてしまう。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
……今試験のため、すなわちパンのために、恨みをのみ涙をのんでこの書を読む。岑々たるをおさえて未来永劫に試験制度を呪詛することを記憶せよ
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それというのが、打ちみたところ、この女は立派に成熟していたが、すこし心神にやや過度の消耗があり、左肺尖軽微ながら心配の種になるラッセル音が聴こえるのだ。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なるほど、つい今しがた、三分間に亘って、湿度曲線がはげしく振震していた。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「ああ、帆村君。私です。捜査課長の大江山警部ですよ」それは故幾野課長の後を襲った新進の警部だった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
枯柳や梅にとり囲まれ、神田川の水にのぞんで、火事をよそに森深と更けている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
トントントントンとそう云っている間も戸外では続けざまに戸を叩く、森然森然と更けた七月の夜の所は本所錦糸堀でひたひたと並んでいる武家屋敷から少し離れた堀添いの弓師左衛門の家である。
日置流系図 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
初秋の夜も沈々と更けた十二時すぎになると、アーラ不思議や、忽然として一人の女に化けた妖怪が現れ、累々と並んでいる石碑の間を歩いて行くのを見届けたから、翌朝再びその場へ行ってみると
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
見れば見るだけ興味の津津たるものを覚える。
レンブラントの国 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
山の手の夜は海底のようだ。その暫らくの間を埋めて、深森と耳の痛くなるような、音のない夜の音が聞えて来る。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
天の高いところに、かれらの眞神を眺めた。
蝶を夢む (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
彼は蒲東から興安へ出て布店をやっているにいて、秦晋の間を行商している者で、その時は興安へ帰るところであった。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
政治上に於て君々たらざるも臣々たらざるを得ずと言うに等しく、婦人の道は柔和忍辱盲従に在り、夫々たらざるも妻々たらざるを得ずとて
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
桃之夭々、其葉蓁々、桃の節句は昔から婚嫁の季節だ。村の嫁入婿取は多く此頃に行われる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
臣又願わくは陛下益々親親の礼をんにし、歳時伏臘使問絶えず、賢者は詔を下して褒賞し、不法者は初犯は之をし、再犯は之をし、三改めざれば、則ち太廟に告げて、地を削り
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
するとそれを眺めていた土地の老翁や神官などが、みなあッと、声を放っていた。その声と共に、震々、梨の木は葉をふりこぼし、幹は血のごとき樹液をほとばしらせた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)