参々しんしん)” の例文
参々しんしん亭々たる枝態葉相、これでは生命いのちも魂も宿り、人界に出て交りもしよう。ふうむ、ふうむ」とうめき声を洩らす。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
唐突に羊歯や木賊とくさ参々しんしんと密生した仄暗い沼沢の中へ押出された。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)