“参”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
まい27.0%
まゐ20.8%
めえ14.5%
さん11.9%
まいり6.9%
4.4%
しん3.1%
あが1.3%
まえ1.3%
まゐり1.3%
(他:12)7.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“参”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸87.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
象牙ぞうげのおはしを持ってまいりましょうか……それでのどでますと……」婆やがそういうかいわぬに、
碁石を呑んだ八っちゃん (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「へいへい。ありがとうぞんじます。どんなことでもいたします。少しとうもろこしをぬすんでまいりましょうか」
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
はまはまた贔屓強ひいきづよところだからとつてくれましたので、当人たうにんまゐる気になりましたが
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
さあ、それでは御案内ごあんないまをしませう、どれ、丁度ちやうどわたしこめぎにまゐります。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
重「えい、病気で居たのでございますが、旧来ながらくのお馴染で、お客様へ一寸ちょっと御挨拶と云うのでめえったので」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
母「はい、薬は有ったが惣吉これがにいい付けて置いたら、あわてゝ、包の中へ入れて置いたのを置いてめえりまして」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
師の疎石そせき夢窓国師の許へは、在京中にも折あるごとにさんじていたし、その師を都へ迎えたのも彼であった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「非力不才の者が、御陣の扶翼ふよくさんじなどしては、かえって乱を大きくし、宮方のわざわいを深うするのみでございますれば」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昨日見にまいり候折参詣人さんけいにん柏手かしわでつ音小鳥の声木立こだちを隔てゝかすかに聞え候趣おおいに気に入り申候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
然乍しかしながら御手紙まいり候ごとに一寸御返事に困るやうなるは、すなわち真直に遠慮なく所信を述べて申越され候為にして、外に類なきことと敬服いたし候事に候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
と正直な堅い人ゆえ、検めて道具棚へ載せて置きました。すると長助が座敷の掛物を片附けて、道具棚の方へ廻っていりました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大船の心たのめて三保が崎君が御殿みとの来にけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
子曰く、しんや、吾が道、一以て之を貫くと。曾子曰く、と。子ず。門人問いて曰く、何の謂ぞやと。曾子曰く、夫子の道は、忠恕のみと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
而るに形躯けいくを変幻し、草木に依附いふし、天くもり雨湿うるおうの夜、月落ちしん横たわるのあしたうつばりうそぶいて声あり。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「お客来きやくらいの所へあがりまして、伯母さん、飛んだお邪魔致しましてネ」と梅子の気兼ねするに「ほんとにねエ」とお加女も相和す、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
是まで伺いませんでしたが、大分だいぶお悪い御様子だと承りましたから、一寸ちょっと御病間で、お顔だけでも拝見して帰りたいと存じましてあがりました、これは誠に詰らないものではございますが、旦那様はおすきで入らっしゃいますから、少々ばかりですが
婆「はいかしこまりました、じきにいってまえりまする」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
役所やこしょまでまえれとたちまちきり/\っといましめられて、庄吉が引かれみしたと、もう事が破れたと思って永禪和尚が藤屋の女房じゃアまアの手を取ってげた時に
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
予其後芭蕉庵へまゐりとぶらひける時、此句をかたり出し給ふに、予が云、さてさて此暁の一字ありがたき事、あだに聞かんは無念の次第也。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『お前なぞは男だから、成長おほきくなつたら、いくらでもお墓まゐりが出来るけれど、わたしなどは女だから、ねえおつかさん。……でも、一生に一度はおまゐりしたい!』
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
万葉巻十六の「乞食者詠ホカヒビトノエイ」の「蟹」の歌に、「ひむがしの中の御門ゆマヰ入り来ては……」とあるのは、祝言職者の歌である為、中門口を言うてゐるのである。
周防の娑麽サバの魁師神夏磯媛カムカシヒメは、天子の使ひ来ると知つて、磯津シツ山の賢木サカキを根こじにし、上枝ホツエ八握ヤツカ劔、中枝ナカヅエ八咫ヤタ鏡、下枝シヅエには、八尺瓊を掛けた上に、素幡シラハタを船のに樹てゝ、マヰ向うた(景行紀)。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが昨年三月号竜の話の末文に大分メートル高く約束をしたから、今更黙ってもおれず、ざっと次のごとく事項を分け列ねた各題目の下に蛇についての諸国の民俗と伝説の一斑いっぱんを書き集めよう、竜の話に出た事なるべくまた言わぬ故ふたつあわせて欲しい。
からすき宿しゆく、みつぼしや、三角星さんかくせい天蝎宮てんかつきゆう
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
頃は明治三年、私が豊前ぶぜん中津なかつへ老母の迎いにまいって、母と姪と両人を守護して東京にかえったことがあります。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソコで江戸にまいってからも、本藩の様子を見れば種々しゅじゅな事をこころみて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「その御婆さんのとこから今朝けさ貴女あなた、信太郎が大病でむづかしいと云ふてよこしたので御座います……まー其時の私の心は……………それで貴女、うちに居た処で何事なにも手に付きはしませず、うちには一寸ちよつとそこまでと云ふて置いて出てまいつたので御座います………」
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
太「なに/\名前は丹三郎さまめいるおえいより、何だ手を出さねえでもえゝよ、似た名もいけい事あるもんだ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
役「何処へめいるのだ、物貰いなら彼方あちらけ彼方へ行け」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
船「ソレさつき木場から直にめへりましたから八幡の裏堀にもやつてあります。」
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
急ギサンジラレヨ
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三をシンとこって読むのも臭い。
スリイゼロ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
是に海神の女豊玉比売命、自らマイ出て申し給わく、吾は早くより妊める身なるを、今産む可き時になりぬ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
御祖ミコに詔給わく、須佐能男命の座ます根堅洲国ネノカタスクニマイいでよ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)