名娼満月めいしょうまんげつ
人皇百十六代桃園天皇の御治世。徳川中興の名将軍吉宗公の後を受けた天下泰平の真盛り。九代家重公の宝暦の初めっ方。京都の島原で一と云われる松本楼に満月という花魁が居た。五歳の年に重病の両親の薬代に代えられた松本楼の子飼いの娘ながら、名前の通り満 …
作品に特徴的な語句
此方こんた 危険やば こち 冷笑あざわらい かれ 仔細ことわり 風采ようす 痴呆ほう 前触しらせ ふさ よご 成長おおき こころ づら 舵取かんどり 表情かおつき 昨夜ゆんべ べり 嫖客おきゃく くう 六花むつばな 南風はえ 配合とりあわせ おわ 押借おしが おし 碇泊かか 揉合もみわ 葛蔓くずかずら いと のぞ 煽立おだ かんばせ 芳香かおり 後退あとしざ せん うしろ おお はなれ 繻子じゅす 美味おいし つか とお はず 退引のっぴ くら つか さいな 草木そうもく くじ 愚昧おろか 怨恨うらみ 思召おぼしめし 芳香におい かたじけ つか かな のち 方々かたがた ばか 幼少おさな 平生いつも 干鰯ほしいわし 川底かわそこ 川堤かわどて だけ 屹立きった 屍鬼しにん ことごと あぎと 小手ごて 小倉おぐら 賭博ばくち 家鳴やなり 普通なみ やみ 身共わて 妖怪ばけもの くら 頽雪なだ すぐ 阿片アヘン いと 比喩たとえ ぶつ きざ