“南風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなみ31.7%
なんぷう19.5%
みなみかぜ17.1%
はえ17.1%
ハエ4.9%
かけつ2.4%
みんなみかぜ2.4%
アウストロ2.4%
フェーン2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九月朔日の朝は、南風真当面に吹きつけて、縁側の硝子戸を閉めると蒸暑く、あけると部屋の中のものが舞上って為方がなかった。
九月一日 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
土手さにえる蜀黍南風けて、さしげたをなしてはからへといて、白帆かに上流めてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
海の南風をうけている浜松の夏は、日盛りでもどこか磯風の通う涼しさがありましたが、夜は海の吐き出す熱気のために、却って暑い時もあるのでした。
虫干し (新字新仮名) / 鷹野つぎ(著)
南風の時は何処、東風では釣れぬ、そよそよ北風がよい、その他雨上り、水の濁り、曇り工合、又朝夕のマヅメ時——といつた状況が会得されてくる。
日本の釣技 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
離島の大女君の中、伊平屋の阿母加那志につぐものは、久米島の君南風である。近代、きんばい・ちんべいなど言ふ。南風は、日本語の南又は南風を意味する。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
南風光の網織れば、 ごろろと鳴らす碍子群
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
霧島はただにしここにして南風に晴れゆきしとき
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
七のニンフェは北風南風も消すあたはざる光を手にし、彼のまはりに身をもてまろきをつくれり 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ねえ法水様、北イタリー特有の南風が吹き出す頃になると、チロルの聯隊では、俄かに傷害沙汰が繁くなるとか申します。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)