“南風”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みなみ30.8%
なんぷう20.5%
みなみかぜ17.9%
はえ15.4%
ハエ5.1%
かけつ2.6%
みんなみかぜ2.6%
アウストロ2.6%
フェーン2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“南風”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 宗教 > 宗教66.7%
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集9.5%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
日がかたむくとソヨ吹きそめた南風みなみが、夜に入ると共に水の流るゝ如く吹き入るので、ランプをつけて置くのが骨だった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
(前略)何時しかも使の来むと待たすらむ心左夫之苦サブシク南風みなみふき(下略) (巻十八。四一〇六)
『さびし』の伝統 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
あさひかゞや大日本帝國だいにつぽんていこく軍艦旗ぐんかんき翩飜へんぽん南風なんぷうひるがへつてつた。
空模様はにわかに変って、南風なんぷうに追われる暗雲の低く空を行き過る時、大粒の雨はつぶてを打つように降りそそいではたちまむ。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「おじさんのいったように、ばん南風みなみかぜるんだぜ。」と、年雄としおさんが、いいました。
雪消え近く (新字新仮名) / 小川未明(著)
空には南風みなみかぜの渡る中にまるい春の月が一つ、白じろとかすかにかかつてゐる。
あばばばば (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
南風はえすずし籠飼ろうげあげをるふなわきをわが舟にして声はかけつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
南風はえのむた真夏大野を我が飛ぶと明日待ちかねつ心あがりに
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
南風ハエは、日本語の南又は南風を意味する。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
南風ハエ平等ヒラには首里殿内シユンドンチ、真和志の平等ヒラには真壁殿内マカンドンチニシ平等ヒラには儀保殿内ギボドンチなる巫女の住宅なる社殿を据ゑて、三つの台地に集めた、三山豪族たちの信仰の中心にしてあつた。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
南風かけつ光の網織れば、 ごろろと鳴らす碍子群、
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
霧島はただにいつくしここにして南風みんなみかぜに晴れゆきしとき
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
七のニンフェは北風アクイロネ南風アウストロも消すあたはざる光を手にし、彼のまはりに身をもてまろきかこひをつくれり 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ねえ法水様、北イタリー特有の南風フェーンが吹き出す頃になると、チロルの聯隊では、俄かに傷害沙汰が繁くなるとか申します。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)