“甲虫”のいろいろな読み方と例文
旧字:甲蟲
読み方(ふりがな)割合
かぶとむし86.5%
こうちゅう2.7%
こがねむし2.7%
コレオブテラ2.7%
スカラップ2.7%
スカラベイ2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“甲虫”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語5.7%
文学 > 英米文学 > 小説 物語5.4%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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武夫は勇敢にも、巨大甲虫かぶとむしが落ちたと思われる草叢くさむらのなかへ、猛然と躍りこんだ。お美代が止めるいとまもなかった。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そこから甲虫かぶとむしを通しておろすんだ。紐ののばせるだけな。――だが、気をつけてつかんでいる紐をはなさんようにするんだぞ」
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
紫色の紋のある美しいちょうが五、六羽、蜂が二種類、金亀子こがねむしのような甲虫こうちゅうが一種、そのほかに、大きな山蟻やまあり羽蟻はありもいる。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
甲虫こがねむしや小さな蛾や羽の長い蚊なんかでしたが、それが、笠の中でぶんぶん飛び廻るのを見て、あたし夢中になって……。
丘の上 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
それと直交し弓なりに立って見える呉服橋ごふくばし通りの道路を、緑色の電車のほかに、白、赤、青、緑のバスが奇妙な甲虫コレオブテラのようにはい上りはいおり行きちがっている。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ともよは湊が中指にめている古代埃及エジプト甲虫スカラップのついている銀の指輪さえそういうときは嫌味に見えた。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
埃及エジプト人が永生の象徴として好んで甲虫スカラベイのお守を彫ったように、古代ギリシャ人は美と幸福と平和の象徴として好んでセミの小彫刻を作って装身具などの装飾にした。
蝉の美と造型 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)