トップ
>
『蝉の美と造型』
ふりがな文庫
『
蝉の美と造型
(
せみのびとぞうけい
)
』
私はよく蝉の木彫をつくる。鳥獣虫魚何でも興味の無いものはないが、造型的意味から見て彫刻に適するものと適さないものとがある。私は虫類に友人が甚だ多く、バッタ、コオロギ、トンボ、カマキリ、セミ、クモの類は親友の方であり、カマキリの三角あたまなど …
著者
高村光太郎
ジャンル
芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
甲虫
(
スカラベイ
)
却
(
かえっ
)
皺襞
(
しわひだ
)
獲
(
と
)
害
(
そこな
)
徒
(
いたずら
)
華奢
(
きゃしゃ
)
稍
(
やや
)
竹竿
(
たけざお
)
精悍
(
せいかん
)
翅
(
はね
)
脆弱
(
ぜいじゃく
)
随
(
したが
)
蒔
(
ま
)
諧調
(
かいちょう
)
貪
(
むさぼ
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
具
(
そな
)
甲冑
(
かっちゅう
)
漁
(
あさ
)
橙色
(
だいだいいろ
)
楚々
(
そそ
)
根蔕
(
こんたい
)
昂奮
(
こうふん
)
憑
(
つ
)
忽
(
たちま
)
埃及
(
エジプト
)
喧
(
やかま
)
可笑
(
おか
)
動悸
(
どうき
)