“竹竿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけざお76.7%
たけざを23.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モチの木の皮をはいで石でたたいて強いモチを作り、竹竿たけざおのさきに指をなめては其をまきつける楽しさを今でもやや感傷的に思出す。
蝉の美と造型 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
指さしたのは、お勝手寄りの壁に立てかけた竹竿たけざおの切れっ端、六尺くらいもあるのに、一尺ほどの曲った横木を縛った十字形のものでした。
指さしたのは、お勝手寄の壁に立てかけた竹竿たけざをの切れつ端、六尺くらゐもあるのに、一尺程の曲つた横木を持つた十字形のものでした。
あみつたたか竹竿たけざをには鳥籠とりかごかゝつてました。そのなかにはをとりつてありまして、小鳥ことりむれそらとほたびこゑびました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)