“たけざお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹竿79.3%
竹棹13.8%
竹桿6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指さしたのは、お勝手寄りの壁に立てかけた竹竿たけざおの切れっ端、六尺くらいもあるのに、一尺ほどの曲った横木を縛った十字形のものでした。
猶予ためらいながら、笹ッ葉の竹棹たけざおを、素直まっすぐいた下に、びんのほつれに手を当てて、おくれをいた若い妓の姿は、ねがいの糸を掛けたさまに、七夕らしく美しい。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
廊下は暗かった、正三が先立って中ほどまで来ると、いきなり庭先でからからと烈しく竹桿たけざおの倒れる音がした。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)