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『豹』
ふりがな文庫
『
豹
(
ひょう
)
』
月見山で電車を下りると、いつもひっそりしている道の上に、ざわざわと人の動くのが見えた。正三はべつに気にもとめず、山手のほうへ大股に登っていくと、空地の角にある音楽家の住居で、近所から薔薇屋敷と呼ばれている邸の門前にも、音楽家の若い妻君を中心 …
著者
山本周五郎
初出
「アサヒグラフ」1933(昭和8)年9月20日号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
蹲
(
かが
)
純子
(
じゅんこ
)
凝視
(
みつめ
)
覓
(
みつ
)
惹
(
ひき
)
蹠
(
あしうら
)
惰
(
だ
)
庭穿
(
にわばき
)
幻暈
(
めまい
)
芳
(
よし
)
膳
(
ぜん
)
薄禿
(
うすはげ
)
蔽
(
おお
)
蒼白
(
あおじろ
)
艶
(
つや
)
竦
(
すく
)
膝
(
ひざ
)
罵喚
(
わめ
)
綺麗
(
きれい
)
籠
(
こも
)
竹桿
(
たけざお
)
癇
(
かん
)
薔薇
(
ばら
)
襖
(
ふすま
)
覗
(
のぞ
)
親戚
(
しんせき
)
訊
(
き
)
訝
(
いぶか
)
豹
(
ひょう
)
贅沢
(
ぜいたく
)
赧
(
あか
)
赭
(
あか
)
軽蔑
(
けいべつ
)
醒
(
さ
)
除
(
の
)
顛末
(
てんまつ
)
旺盛
(
おうせい
)
久良
(
くら
)
伴
(
つ
)
冴
(
さ
)
凄
(
すご
)
卓子
(
テーブル
)
呟
(
つぶや
)
啜
(
すす
)
喉
(
のど
)
喘
(
あえ
)
噛
(
か
)
大股
(
おおまた
)
嫂
(
あによめ
)
定
(
き
)
寄来
(
よこ
)
披
(
ひら
)
瞠
(
みは
)
晩餐
(
ばんさん
)
檻
(
おり
)
正三
(
しょうぞう
)
歪
(
ゆが
)
温和
(
おとな
)
狼狽
(
ろうばい
)
猥雑
(
わいざつ
)
珈琲
(
コーヒー
)
甥
(
おい
)
甦
(
よみがえ
)
痺
(
しび
)
一政
(
かずまさ
)
眸子
(
ひとみ
)
睨
(
にら
)