“猥雑”の読み方と例文
旧字:猥雜
読み方割合
わいざつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Matsu・ホテルの青い建物では満艦飾まんかんしょくのグロテスクな女が意気で猥雑わいざつなブラック・ボトンを踊り、天界ホテルでは白痴のマリが
スポールティフな娼婦 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
また自分たちが猥雑わいざつな心もちにとらわれやすいものだから、男女なんにょの情さえ書いてあれば、どんな書物でも、すぐ誨淫かいいんの書にしてしまう。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しかし此処でもその猥雑わいざつさは、われわれの古い時代の舞台のために書かれた戯曲(たとえばシェークスピアのヘンリー五世の如き)
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)