フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
1821.11.11 〜 1881.02.09
著者としての作品一覧
永遠の夫(旧字新仮名)
読書目安時間:約6時間24分
夏が來たというのに、ヴェリチャーニノフは案に相違して、ペテルブルグに踏みとどまることになった。南ロシヤの旅行もおじゃんになったばかりか、事件はいつ片づくとも見えない始末だった。事件 …
読書目安時間:約6時間24分
夏が來たというのに、ヴェリチャーニノフは案に相違して、ペテルブルグに踏みとどまることになった。南ロシヤの旅行もおじゃんになったばかりか、事件はいつ片づくとも見えない始末だった。事件 …
カラマゾフの兄弟:01 上(新字新仮名)
読書目安時間:約13時間39分
誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麦、地に落ちて死なずば、 唯一つにて在りなん、もし死なば、多くの果を結ぶべし。 ヨハネ伝第十二章第二十四節 アンナ・グリゴリエヴナ・ドストイエフスカヤ …
読書目安時間:約13時間39分
誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麦、地に落ちて死なずば、 唯一つにて在りなん、もし死なば、多くの果を結ぶべし。 ヨハネ伝第十二章第二十四節 アンナ・グリゴリエヴナ・ドストイエフスカヤ …
キリストのヨルカに召された少年(新字新仮名)
読書目安時間:約11分
それは、ロシアのある大きな町であったことだ。その晩は、クリスマスの前夜で、とりわけ、寒さのきびしい晩だった。ある地下室に、ひとりの少年がいる。少年といっても、まだ六つになったかなら …
読書目安時間:約11分
それは、ロシアのある大きな町であったことだ。その晩は、クリスマスの前夜で、とりわけ、寒さのきびしい晩だった。ある地下室に、ひとりの少年がいる。少年といっても、まだ六つになったかなら …
クリスマスと結婚式:――無名氏の手記より――(新字新仮名)
読書目安時間:約19分
二、三日前にわたしは結婚式を見た……いや!しかし、それよりまず降誕祭樹まつりの話をしよう。結婚式は立派なもので、大層気に入ったのだけれど、もう一つの話のほうが面白いのだ。いったいど …
読書目安時間:約19分
二、三日前にわたしは結婚式を見た……いや!しかし、それよりまず降誕祭樹まつりの話をしよう。結婚式は立派なもので、大層気に入ったのだけれど、もう一つの話のほうが面白いのだ。いったいど …
正直な泥棒:――無名氏の手記より――(新字新仮名)
読書目安時間:約44分
ある朝、わたしが役所へ行こうと思って、すっかり支度をしてしまったところへ、アグラフェーナが部屋へ入って来た。これはわたしの台所女でもあり、洗濯女でもあり、家政婦でもあったが、驚いた …
読書目安時間:約44分
ある朝、わたしが役所へ行こうと思って、すっかり支度をしてしまったところへ、アグラフェーナが部屋へ入って来た。これはわたしの台所女でもあり、洗濯女でもあり、家政婦でもあったが、驚いた …
地下生活者の手記(新字新仮名)
読書目安時間:約4時間37分
この手記の筆者も『手記』そのものもむろん、架空のものである。が、それにもかかわらず、かかる手記の作者のごとき人物は、わが社会全般を形成している諸条件を考慮にとり入れてみると、この社 …
読書目安時間:約4時間37分
この手記の筆者も『手記』そのものもむろん、架空のものである。が、それにもかかわらず、かかる手記の作者のごとき人物は、わが社会全般を形成している諸条件を考慮にとり入れてみると、この社 …
罪と罰(新字新仮名)
読書目安時間:約21時間49分
七月の初め、方図もなく暑い時分の夕方近く、一人の青年が、借家人からまた借りしているS横町の小部屋から通りへ出て、なんとなく思い切り悪そうにのろのろと、K橋の方へ足を向けた。 青年は …
読書目安時間:約21時間49分
七月の初め、方図もなく暑い時分の夕方近く、一人の青年が、借家人からまた借りしているS横町の小部屋から通りへ出て、なんとなく思い切り悪そうにのろのろと、K橋の方へ足を向けた。 青年は …
百姓マレイ(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
そのとき、わたしは、まだやっと九つでした……いやそれよりも、わたしが二十九の年のことから話を始めたほうがいいかもしれません。 それは、キリスト復活祭の二日めのことです。もう陽気も暖 …
読書目安時間:約12分
そのとき、わたしは、まだやっと九つでした……いやそれよりも、わたしが二十九の年のことから話を始めたほうがいいかもしれません。 それは、キリスト復活祭の二日めのことです。もう陽気も暖 …
鱷(新字旧仮名)
読書目安時間:約1時間23分
己の友達で、同僚で、遠い親類にさへなつてゐる、学者のイワン・マトヱエヰツチユと云ふ男がゐる。その男の細君エレナ・イワノフナが一月十三日午後〇時三十分に突然かう云ふ事を言ひ出した。そ …
読書目安時間:約1時間23分
己の友達で、同僚で、遠い親類にさへなつてゐる、学者のイワン・マトヱエヰツチユと云ふ男がゐる。その男の細君エレナ・イワノフナが一月十三日午後〇時三十分に突然かう云ふ事を言ひ出した。そ …
“フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー”と年代が近い著者
1812年生まれ|ロバート・ブラウニング
1816年生まれ|シャーロット・ブロンテ
1817年生まれ|ヘンリー・デイビッド・ソロー
1818年生まれ|カール・ハインリッヒ・マルクス
1820年生まれ|フリードリッヒ・エンゲルス
1821年生まれ|シャルル・ピエール・ボードレール
1823年生まれ|与謝野礼厳
1824年生まれ|ジョージ・マクドナルド
1826年生まれ|箕作秋坪
1828年生まれ|レオ・トルストイ
1829年生まれ|清水卯三郎
1830年生まれ|吉田松陰
今月で没後X十年
今年で生誕X百年
今年で没後X百年
ジェーン・テーラー(没後200年)
山村暮鳥(没後100年)
黒田清輝(没後100年)
アナトール・フランス(没後100年)
原勝郎(没後100年)
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット(没後100年)
郡虎彦(没後100年)
フランツ・カフカ(没後100年)