安西冬衛
1898.03.09 〜 1965.08.24
著者としての作品一覧
大阪の朝(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
川に張り出した道頓堀の盛り場は、仇女の寝くたれ姿のように、たくましい家裏をまざまざと水鏡に照し出している。 太左衛門橋の袂。 舟料理の葭すだれは、まき上げられたままゆうべの歓楽の名 …
読書目安時間:約1分
川に張り出した道頓堀の盛り場は、仇女の寝くたれ姿のように、たくましい家裏をまざまざと水鏡に照し出している。 太左衛門橋の袂。 舟料理の葭すだれは、まき上げられたままゆうべの歓楽の名 …
堺水族館の歌(新字旧仮名)
読書目安時間:約1分
都の花に魁けて 春足日をけふこゝに 明粧成りし水族館 東洋一の水族館 堺水族館は開かれぬ 明治の帝行幸して 叡覧ありしあとゞころ 由緒も深き水族館 東洋一の水族館 堺水族館は開かれ …
読書目安時間:約1分
都の花に魁けて 春足日をけふこゝに 明粧成りし水族館 東洋一の水族館 堺水族館は開かれぬ 明治の帝行幸して 叡覧ありしあとゞころ 由緒も深き水族館 東洋一の水族館 堺水族館は開かれ …
大大阪のれいめい(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
光は東方から かわらぬ真理の曙に立つて 今、大淀の流れに影を映すわれらの都大大阪。 私は思う。 この水に生きるわれらの姿こそ かのハドソンの河口に立つ自由の女神の精神に協う 永遠の …
読書目安時間:約1分
光は東方から かわらぬ真理の曙に立つて 今、大淀の流れに影を映すわれらの都大大阪。 私は思う。 この水に生きるわれらの姿こそ かのハドソンの河口に立つ自由の女神の精神に協う 永遠の …
水の上(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
中央公会堂の赤煉瓦 緑青色の高裁のドーム 中洲の葉柳をかすめて とび去る水中翼船の渦巻から ムツとするような水苔の匂い。 ついさつきまで ランチ・タイムを愉しんでいた BGやホワイ …
読書目安時間:約1分
中央公会堂の赤煉瓦 緑青色の高裁のドーム 中洲の葉柳をかすめて とび去る水中翼船の渦巻から ムツとするような水苔の匂い。 ついさつきまで ランチ・タイムを愉しんでいた BGやホワイ …
“安西冬衛”について
安西 冬衛(あんざい ふゆえ、1898年(明治31年)3月9日 - 1965年(昭和40年)8月24日)は、日本の詩人である。本名は勝(まさる)。奈良県奈良市出身。
大連で北川冬彦らと詩誌「亞」を創刊。その後、「詩と詩論」の創刊に参加、新しい散文詩運動を推進した。詩集に『軍艦茉莉』(1929年)、『亜細亜の鹹湖』(1933年)、『韃靼海峡と蝶』(1947年)などがある。
(出典:Wikipedia)
大連で北川冬彦らと詩誌「亞」を創刊。その後、「詩と詩論」の創刊に参加、新しい散文詩運動を推進した。詩集に『軍艦茉莉』(1929年)、『亜細亜の鹹湖』(1933年)、『韃靼海峡と蝶』(1947年)などがある。
(出典:Wikipedia)
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