“真”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
47.0%
まこと26.6%
しん15.4%
ほん5.7%
まっ1.5%
まこ0.9%
ほんと0.5%
ほんとう0.5%
まつ0.5%
0.3%
(他:8)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“真”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸58.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)23.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語11.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
お関はそれをに受けて、夜ふけにそっと自分の寝床をぬけ出して行ったが、市之助の座敷のまえまで来て彼女はまた躊躇した。
半七捕物帳:14 山祝いの夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それよりあいつが口惜くやしがつたのは、誰もあいつが薄雲太夫に惚れてゐると云ふ事を、にうける人間がゐなかつた事だ。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
あなたは亀屋かめや御出おいでなされた御客様わたくしの難儀を見かねて御救おすくい下されたはまことにあり難けれど
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
お前達が自分でまことの泉のほとりまことの花を摘んでいながら、己の体を取り巻いて、己の血を吸ったに違いない。
千鳥等よ、お前等の啼く声を聞けば、しんから心がしおれて、昔の都の栄華のさまを偲ばれてならない、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
しんちゃん、だめじゃないか、こんどぼくがうまく命中めいちゅうしてみせるよ。」と、えいちゃんが、いいました。
真坊と和尚さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
小児こどもと申してもまましい中で、それでも姉弟きょうだいとも、ほんとも、賢之助は可愛くッてなりません。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
源助は、先方むかうでもほんの田舎者な事を御承知なのだから、万事間違のない様に奥様の言ふ事を聞けと繰返し教へて呉れた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
座長がまっさきにのりかゝつて、ぎよつとした。三艘さんぞうのうちの、一番大形おおがたに見える真中の船であつた。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
……その家の吉之助というのの女房、すなわち女神の妹は、勿論、あねが遭難の時、まっさきに跣足はだしけつけたそうですが、
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
芸術家の至上主義がこうじると生活が乱れやすいが、老人のこの主義はまことに安全だから結構だと思って見たりした。
と云つて、此奴は一番酔つた奴、彼奴は二番三番と一々指さすと皆平伏してまことに悪うご座りましたと誤つて居りました。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
雖然だどもなす、お八重さん、源助さんほんとに伴れてつてえべすか?』とお定は心配相に訊く。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『あのしとだばさ。ほんとに世話してえるしとにやしとだども。』
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
女はまた木の葉を切って鶏と魚の形をこしらえて、それを鍋に入れてたが、皆ほんとうの鶏と魚になった。
翩翩 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
そして家の門口へ来たところで、門番はほんとうの宰相と思ったので、奔っていって王侍御に知らした。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
あたりをみまはすとまつくらで、とほくのはうで、ほう、ほうツて、ぶのはなんだらう。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
どうぢや目茶めちやくちやなてんだつて ある距離きよりから見ると そんなにまつすぐに見えるんぢや
マアザミとはアザミの意であろう。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
松原マヂバラぐだ。
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
「お稲荷様のお初穂、おあげの段から墜こって……」と膏薬代をねだるように口ではいうが、実はさらさらそんな風儀の悪いのではない、供物と蝋燭の代につないだ銭が、幾分子供達の舌鼓の料ともなりはするにしても、そこらはさっぱりしたもの、見くびられてはぞ心苦しかろうと岡見ながらも弁えておきたい。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
二人ふたりぐさま夫婦ふうふにならべられるのがかえってきまりわるく、ときにはわざと背中合せなかあわせにすわる場合ばあいもままあったが、さて
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
由「大変ていへんだ、まるで病人の始末だねえ、あゝ腰がすくんであるけませんが……やア大層ていそう立派なうちだが……おかしい、坂下から這入るとまるで二階下で、往来からすぐに二階へいる家は妙で、手摺が付いてある……」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
塩田まさしさんの談に、蘭軒は人に勧めて雲麾碑うんきのひを臨せしめたと云ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
塩田良三りやうさんは既にまさしと改称して、工部省に仕へてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
自然主義者の所謂「シン」の意義も、この点の分別が大分ダイブ欠けて居るやうに見える。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
男『フンフン、御前おめあハンモエツタケスカ。フン、ホンニソダチナハン。アレガラナハン、サ来ルヅギモ面白オモシエガタンチエ。ホリヤ/\、大変テエヘンダタアンステァ。』
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
さてその呪物のマツ其まゝに、白玉の如く、御白髪がおありになり、赤珠の如く、健康で赤々と血色よくおありになり、青玉其は、水江ミヅエの青玉の穴が両方から程よく交叉してゐる如く、すべてが程よくつりあうて
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その夢は衣の下で宇宙の本質の核心に徹したが故に、現実よりもさらにレエルである……