“ホン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ほん
語句割合
66.7%
11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然れどもこれはホンの一時で、聯軍進城兩宮蒙塵等の事があつた爲め愈〻古來の陋習を破り、西洋の文明を採つて富強を圖るの必要を感じ、從來康梁の議論には不贊成であつた人も
支那近世の国粋主義 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)
翌日の昼近く——ホン将軍達が何者かに襲撃され、重傷を負ったという噂が拡まって、箇旧コチュウの鉱山主達が色を失った頃である。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
土地の商総務会の役員で、日本の大学を出たという王在廉ワンツァイレンと、ホン将軍と、H・デューラン氏、それに将軍の腰巾着こしぎんちゃくで小さな鉱山主の呉昌ウーチャンなどである。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
焼いた手を痛そうに、他の手で押えながら顔をあげて、ぐるりをはゞかるように見わたしたホンは、小山の視線に出会すと、すぐ、まだ煙が出ている木箱の方へ眼を伏せた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
ホンは、なお気がかりらしく、今度は恐る恐る、上目遣いに職長の方を見た。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
男『フンフン、御前おめあハンモエツタケスカ。フン、ホンニソダチナハン。アレガラナハン、サ来ルヅギモ面白オモシエガタンチエ。ホリヤ/\、大変テエヘンダタアンステァ。』
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)