ホン)” の例文
祭日のホンまつりなどは、何処でも通用するが、祭りの翌日には、行事のあるところと、ないところとがある様だし、用語も、地方によつて、まち/\な様である。
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
然れどもこれはホンの一時で、聯軍進城兩宮蒙塵等の事があつた爲め愈〻古來の陋習を破り、西洋の文明を採つて富強を圖るの必要を感じ、從來康梁の議論には不贊成であつた人も
支那近世の国粋主義 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)
其からは、此二つの女手ヲンナデの「ホン」を、一心に習ひとほした。偶然は友をくものであつた。一月も立たぬ中の事である。早く、此都に移つて居た飛鳥寺アスカデラ元興寺グワンコウジ—から卷數クワンズが屆けられた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
其からは、此二つの女手ヲンナデの「ホン」を、一心に習ひとほした。偶然は友をくものであつた。一月も立たぬ中の事である。早く、此都に移つて居た飛鳥寺アスカデラ元興寺グワンコウジ—から卷數クワンズが屆けられた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其からは、此二つの女手ヲンナデの「ホン」を、一心に習ひとほした。偶然は友をくものであつた。一月も立たぬウチの事である。早く、此都に移つて居た飛鳥寺アスカデラ元興寺グワンコウジ—から巻数クワンズが届けられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其てきすとこそ、数多い曾我物語の諸本であり、又外に最有力な女舞大夫ヲンナマヒタイフ等——幸若カウワカの女舞——の練りに練つた「マヒホン」があつた。此は曾我物語の異本のことで、最人望の深かつたものであつた。
芸能民習 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)