“本草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんぞう66.7%
ほんざう25.0%
ほんさう4.2%
ほんそう4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従って、オランダ流の医術、本草ほんぞう、物産、究理の学問に志ある者を初め、好事こうずの旗本富商のはいまでが、毎日のように押しかけていた。
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
草花さうくわも蝶に化する事本草ほんざうにも見えたり。蝶の和訓わくんをかはひらこといふは新撰字鏡しんせんじきやうにも見えたれど、さかべつたうといふ名義みやうぎいまだかんがへず。
本草ほんさうのさびしきさうのそのなかにことに寂しきは深山鈴蘭みやますゞらん
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
彼等の祖師李時珍りじちんが作った「本草ほんそう何とか」を見ると人間は煎じて食うべしと明かに書いてある。彼はそれでも人肉を食わぬと言うことが説き得ようか。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)