“ほんざう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本草85.7%
本蔵14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒が本草ほんざうの師は太田大洲、赤荻由儀であつたと云ふ。太田大洲、名は澄元、字は子通である。又崇広堂の号がある。享保六年に生れ、寛政七年十月十二日に七十五歳で歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
氷の淵に東邦の本草ほんざうは茂りたり。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
これまで幾度いくたびか師匠の九つ目を聴いて、結構な出来だと思はぬ事は無かつたが、さて自分が語つてみると、戸無瀬となせ本蔵ほんざうも初めから鯱子張しやちこばつて、まるで喧嘩を売りに来たやうにしか見えない。