“本草学”の読み方と例文
旧字:本草學
読み方割合
ほんぞうがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんの常識的にわきまえていた本草学ほんぞうがくが、どれほど実際に役立ったかしれない。かれは自分の知識にある限りのことを今の上に応用した。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本草学ほんぞうがく以外に蘭学をも研究しているので、医者というよりもむしろ学者として知られていて、毎月一度の講義の会には、医者でない者も聴きに行く。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
もともと本草学ほんぞうがくという学問の家がらをついで薬草のことにくわしいところから、徳川幕府の製薬局につとめた医者の出でありましたが、事情があって北海道のほうへやられ
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)