○くびだけ今は方言と言はれぬ語であるが、くびだけは首ばかりが水面に出てゐる様子で、沈湎・惑溺の甚しい事を言ふのだ、と思うてゐた処、大阪天満女夫池に、妻を追うて入つた夫の歌と言ふのに「水洩らぬ契りの末は首たけに思ひしづみし女夫池かな」極めて要 …
著者 | 折口信夫 |
ジャンル | 言語 > 日本語 > 語源 意味 |
ジャンル | 言語 > 日本語 > 方言 訛語 |
初出 | 「土俗と伝説 第一巻第一―三号」1918(大正7)年8~9月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約14分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約23分(300文字/分) |