“節供”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっく69.2%
セツク23.1%
せつく7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イヒはこしきでふかすこと今日の赤飯のごとくであったが、そんな方法をもって飯を製することは節供せっくの日ばかりになった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
穢や禍や罪の固りの様な人形ヒトガタながら、馴れゝば玩ぶやうになる。五節供セツクは皆、季節の替り目に乗じて人を犯す悪気を避ける為の、支那の民間伝承である。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
通例は秋の節供せつく、即ち旧暦九月半ばの頃を祭日としたものが多い。秋は農家の最も心楽しい季節である。
祭のさまざま (新字旧仮名) / 柳田国男(著)