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甑
ふりがな文庫
“甑”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こしき
85.7%
かめ
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こしき
(逆引き)
艫部に乘つた五十六人は薩摩國
甑
(
こしき
)
島郡に、舳部に乘つた四十一人は、肥後國天草郡に漂着して、不思議に生命を全くしたことがある。
大師の入唐
(旧字旧仮名)
/
桑原隲蔵
(著)
イヒは
甑
(
こしき
)
でふかすこと今日の赤飯のごとくであったが、そんな方法をもって飯を製することは
節供
(
せっく
)
の日ばかりになった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
甑(こしき)の例文をもっと
(6作品)
見る
かめ
(逆引き)
それが窓に
障
(
さわ
)
って、がさがさ云ったのだね。それは好いが、そこらに
甑
(
かめ
)
のような物やら、
籠
(
かご
)
のような物やら置いてあって、その奥に粟稈に半分
埋
(
うず
)
まって、人がいる。
慥
(
たし
)
かに人だ。
鼠坂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
女はそれを夜なかに食ったり、
甑
(
かめ
)
の中へ便を足したりすることになっていたのを、小川君が聞き附けたのだね。顔が綺麗だから、兵隊に見せまいと思って、隠して置いたのだろう。
鼠坂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
甑(かめ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“甑”の解説
甑(こしき)は、古代中国を発祥とする米などを蒸すための土器。需とも。竹や木などで作られた蒸籠と同じく蒸す調理のために用いる。
(出典:Wikipedia)
甑
漢検準1級
部首:⽡
16画
日用品
麺棒
鬲
髑髏杯
飯盒
飯櫃
食器棚
食器
風呂敷
陶磁器
防虫剤
銚子
銅壷
鉄瓶
針
重箱
酒器
道具箱
財布
袱紗
衣桁
...
“甑”を含む語句
甑島
下甑島
上甑
下甑
甑嶽
甑灘
“甑”のふりがなが多い著者
柳田国男
作者不詳
桑原隲蔵
森鴎外