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慥
ふりがな文庫
“慥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たし
60.6%
たしか
27.7%
しか
6.0%
こしら
3.5%
しっ
1.1%
しっか
0.8%
しつか
0.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たし
(逆引き)
きもは脂肪のかたまったものだから、八十何歳の西園寺公にはやや脂っ濃すぎるかも知れないが、白子なら
慥
(
たし
)
かに適するはずである。
西園寺公の食道楽
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
慥(たし)の例文をもっと
(50作品+)
見る
たしか
(逆引き)
男は足場を選びながらゆっくり歩いて来る、
四辺
(
あたり
)
が静かなので、身動きをしても気付かれるに違いない。——誰だか
慥
(
たしか
)
めてやりたい。
殺生谷の鬼火
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
慥(たしか)の例文をもっと
(50作品+)
見る
しか
(逆引き)
「難事は、水害の
邪
(
さまた
)
げのみではないぞ。築城中にも、うるさく
襲
(
よ
)
せ来る美濃の兵に対しても、そちは何ぞ
慥
(
しか
)
とした勝算があるか」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
慥(しか)の例文をもっと
(22作品)
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▼ すべて表示
こしら
(逆引き)
「
莫迦
(
ばか
)
なことをいっちゃいかん。
尤
(
もっと
)
も、パルプで
慥
(
こしら
)
えたあのやすい本なんかには出とりゃせんだろうが、わしは嘘をいっているのではない」
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
慥(こしら)の例文をもっと
(13作品)
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しっ
(逆引き)
「立てっ、安政っ。——七右衛門も
慥
(
しっ
)
かりせいッ。お
汝
(
こと
)
ら、へばるにはまだ早いぞ。——何のざま」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
慥(しっ)の例文をもっと
(4作品)
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しっか
(逆引き)
自分はその世間に
虐
(
さいな
)
まれて来ただけであるが、さすがに又八は男だけあって、以前よりもどこか
慥
(
しっか
)
りしたところが人間に出来てきたように思われた。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
慥(しっか)の例文をもっと
(3作品)
見る
しつか
(逆引き)
「まあ仕方がない。入つたんなら
慥
(
しつか
)
りやれ。」
虎
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
慥(しつか)の例文をもっと
(1作品)
見る
慥
漢検1級
部首:⼼
14画
“慥”を含む語句
慥乎
不慥
程慥
身慥
“慥”のふりがなが多い著者
山本周五郎
三遊亭円朝
吉川英治
木暮理太郎
幸田露伴
夏目漱石
中里介山
森鴎外
石川啄木
正岡子規