しっ)” の例文
「立てっ、安政っ。——七右衛門もしっかりせいッ。おことら、へばるにはまだ早いぞ。——何のざま」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又八がそれから一合もやるうちに、この男はもう五合を越えて、まだしっかりしたものだった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なにを考え込んでいるのだ——。おいっ、しっかりしろよ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おばば。——しっかりやらっしゃれのう」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)