“たし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タシ
語句割合
54.5%
26.8%
5.5%
5.2%
1.7%
補助1.2%
0.9%
多足0.6%
補足0.6%
0.6%
他志0.3%
利益0.3%
多子0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
資料0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀州の産であることはからしい。ともかくも将軍吉宗の直筆だという墨付と短刀を証拠にして、——自分は吉宗公の嫡出子である。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「誰かの細工だらうよ、だが、長崎屋でないことだけはかさ、自分の店の名の入つた藥袋へ金を入れて人にやるのは變ぢやないか」
銭形平次捕物控:167 毒酒 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「筆で飯を喰ふ考は無い? ふゥむ、ぢやア汝は一生涯新聞配達をする気か。跣足で号外を飛んで売つた処で一夜の豪遊のにならぬヮ。」
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
出席婦人会員のなみの為ということになって居りますが、恐らく阿夜子夫人の異常な嫉妬のためだろうと言われて居りました。
法悦クラブ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
始終蔭言ばかり言っていた女房達、りかねて、ちと滝太郎をなめるようにと、ってから帰る母親に告げた事がある。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(何処から来て何処へ行くのか知らないが、路銀の補助に売つて歩くといふ安筆を、松太郎も勧められて一本買つた。)——その二人はう発つて了つて、
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
以て八山なる旅館へ申遣しけるきは此度天一坊樣御下向ては重役の者一相伺ひ申こそ有ば明日五ツ伊豆守御役宅へ御出あらせられとの口上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なんの多足になるだらうか! その容貌に、その肉体に、その魂に、全く特別の用はないばかりか、蕗子が叔父の思ひものである点からも、別れることがむしろ私に有利の事情を生むばかりだ。
狼園 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
野郎が有難い事を云ったってかんかん虫手合いは鼾をかくばかりで全然補足になら無えってんで、工場長開けた事を思いつきやがった、女ならよかろうてんだとよ。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
洋燈けないで、て切つた儘二人つてゐた。三千代は下女も留守だと云つた。自分も先刻其所迄用て、今帰つて夕食を済ました許りだと云つた。やがて平岡の話がた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
すなわちその思想は純然たる古流にして、三河武士一片の精神、ただ徳川累世恩義ゆるの外他志あることなし。
暑さに苦しんで——これが何と夢ではあるまいか? この薄福者の命を断ったそればかりで、こうも苦しむことか? この人殺の外に、何ぞおれは戦争の利益になった事があるか?
知るべし、彼が教育の道多子なし、ただ己が其骨頭、大本領をべて、以てこれを他に及ぼすのみなるを。彼れ「松下村塾の記」を作りて曰く
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ウッドの『博物画譜』にいわく、パッフ・アッダーに咬まれたのに利く薬かに知れず。南アフリカの土人は活きた鶏の胸を開いて心動いまだまぬところをに当てると。
か御承知でゐらつしやいましたらう。に宅に居りました向坂と申すの、あれが静岡へ参つて、今ではに遣つてをるので御座います。それで、あの方は静岡の参事官でおなのでした。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これは松山が、白布の張りかえのときに「痛いッ」と叫んだところのものであろうが、その傷はいつ頃からこうして出来ていたものか、かでなかった。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
または棕櫚の幹、噴水盤の頭蓋などによじ登り、「花と美人の会合」を、せめてその眼にて瞥見し、もっぱら後学のにしようと、まだ明けやらぬ五時ごろからひしめき集う大衆無慮数万。
それがいささかなりとも、現世方々研究資料ともなればとじてります。何卒あまり過分期待をかけず、お心安くおききりくださいますように……。