『狼園（ろうえん）』

その一冷血漢 温い心とは何物だらう？それからまごころといふことは？愛といふことは？ 私の父は悪者ではない。それから叔父も、妹も、三人の特別の関係のある女達も。そのうへ此等の人々は私に対して危害を加へないばかりか、私の幸福を祈つたり、私が俗物 …

著者	坂口安吾
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「文学界　第三巻第一号～第三巻第三号」1936（昭和11）年1月1日～3月1日
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約2時間2分（500文字/分）
朗読目安時間	約3時間24分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

調（とと） 強（した） 機（ばた） 染（しみ） 頭（こうべ） 水津（みと） 説（とな） 引率（ひきつ） 購（もと） 卒（おわ） 紅（くれない） 岩乗（がんじよう） 然（そ） 頑（かたくな） 一片（ひときれ） 底（てい） 従而（したがつて） 空（から） 扨（さ） 破（わ） 眼（まなこ） 斯（こ） 晩（おそ） 曾（か） 顰（しか） 多足（たし） 仰有（おつしや） 咒文（じゆもん） 吃驚（びつくり） 瀰漫（びまん） 紙片（かみきれ） 齲歯（むしば） 点頭（うなず） 為人（ひととなり） 遠距（とおざ） 輻輳（ふくそう） 蹌踉（そうろう） 赧（あか） 裹（つつ） 術（すべ） 窃（ひそ） 竦（すく） 自棄（やけ） 背後（うしろ） 聊（いささ） 太々（ふてぶて） 五泉（ごせん） 亦（また） 件（くだん） 倉惶（そうこう） 偸（ぬす） 傷（いた） 儂（わし） 凝視（みつ） 却々（なかなか） 呉々（くれぐれ） 啜泣（すすりなき） 喙（くちばし） 嘉（よみ） 泪（なみだ） 居堪（いたたま） 屡々（しばしば） 巨勢（こせ） 庫裡（くり） 恃（たの） 恰（あたか） 悄（しお） 抑々（そもそも） 攫（さら） 札幣（さつ） 棄鉢（すてばち） 機（はた） 沓脱（くつぬぎ）