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沓脱
ふりがな文庫
“沓脱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くつぬぎ
85.2%
くつぬ
14.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くつぬぎ
(逆引き)
馬耳は
沓脱
(
くつぬぎ
)
へ降り、戸に
閂
(
かんぬき
)
をおろした。尨大な夜の深さが、馬耳の虚しい寂寥を漂白するために、ひえびえと身体を通過していつた。
麓
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
道也先生は親指の
凹
(
くぼ
)
んで、
前緒
(
まえお
)
のゆるんだ下駄を立派な
沓脱
(
くつぬぎ
)
へ残して、ひょろ長い
糸瓜
(
へちま
)
のようなからだを下女の後ろから運んで行く。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
沓脱(くつぬぎ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
くつぬ
(逆引き)
たぶん裏から忍びこんだものであろう、縁さきの
沓脱
(
くつぬ
)
ぎ石に片足をかけ、甲斐のほうを注視しながら、静かな声で云った。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
信子は独り彼の後から、
沓脱
(
くつぬ
)
ぎの庭下駄へ足を下した。足袋を脱いだ彼女の足には、冷たい露の感じがあつた。
秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
沓脱(くつぬ)の例文をもっと
(17作品)
見る
沓
漢検準1級
部首:⽔
8画
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“沓脱”で始まる語句
沓脱石
沓脱台
沓脱越
検索の候補
沓脱石
脱沓
沓脱台
沓脱越
“沓脱”のふりがなが多い著者
夏目漱石
橘外男
樋口一葉
野村胡堂
泉鏡花
林不忘
中里介山
泉鏡太郎
山本周五郎
三遊亭円朝