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くつぬぎ
ふりがな文庫
“くつぬぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
沓脱
81.7%
沓石
5.8%
沓脱石
4.2%
履脱
3.3%
靴脱
2.5%
脱沓
0.8%
沓脚
0.8%
沓脱台
0.8%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沓脱
(逆引き)
道也先生は親指の
凹
(
くぼ
)
んで、
前緒
(
まえお
)
のゆるんだ下駄を立派な
沓脱
(
くつぬぎ
)
へ残して、ひょろ長い
糸瓜
(
へちま
)
のようなからだを下女の後ろから運んで行く。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
くつぬぎ(沓脱)の例文をもっと
(50作品+)
見る
沓石
(逆引き)
「
上様
(
うえさま
)
のおいいつけによって、御庭案内といたして
黒鍬組頭
(
くろくわくみがしら
)
小早川
剛兵衛
(
ごうべえ
)
、只今、竹の間のお
沓石
(
くつぬぎ
)
にてお待ちうけ申し上げておりまする」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
くつぬぎ(沓石)の例文をもっと
(7作品)
見る
沓脱石
(逆引き)
外廊の
沓脱石
(
くつぬぎ
)
には、いつか
穿履
(
はきもの
)
までそろえてある。そこらの家中の侍たちへ師直は小声で何かいい残していた。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
くつぬぎ(沓脱石)の例文をもっと
(5作品)
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▼ すべて表示
履脱
(逆引き)
母が
履脱
(
くつぬぎ
)
へ降りて格子戸の
掛金
(
かきがね
)
を外し、ガラリと雨戸を繰ると、
颯
(
さっ
)
と夜風が吹込んで、
雪洞
(
ぼんぼり
)
の火がチラチラと
靡
(
なび
)
く。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
くつぬぎ(履脱)の例文をもっと
(4作品)
見る
靴脱
(逆引き)
と云いながら、
栂
(
つが
)
の
面取格子
(
めんとりごうし
)
を開けると、一
間
(
けん
)
の叩きに小さい
靴脱
(
くつぬぎ
)
がありまして、二枚の障子が立っているから、それを開けて文治が入りました。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
くつぬぎ(靴脱)の例文をもっと
(3作品)
見る
脱沓
(逆引き)
建物の前には黒い虎の
蹲
(
うずく
)
まっているような
脱沓
(
くつぬぎ
)
石があった。広巳は
室
(
へや
)
の中を見た。室の中には二十七八に見える
面長
(
おもなが
)
の色のくっきり白い女が、侵されぬ気品を見せて坐っていた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
広巳の眼は
脱沓
(
くつぬぎ
)
の方へ往った。そこに庭下駄が一足揃えて置いてあった。広巳はそれを見ると脱沓の方へ往って、その下駄の片方を
執
(
と
)
るなり、蛇の処へ走って往っていきなり
撲
(
なぐ
)
りつけた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
くつぬぎ(脱沓)の例文をもっと
(1作品)
見る
沓脚
(逆引き)
処へ、母屋から
跫音
(
あしおと
)
が響いて来て、
浅茅生
(
あさぢう
)
を
颯々
(
さっさっ
)
、
沓脚
(
くつぬぎ
)
で、カタリと
留
(
や
)
むと、所在紛らし、谷の上の
靄
(
もや
)
を
視
(
なが
)
めて縁に立った、私の直ぐ
背後
(
うしろ
)
で、
衣摺
(
きぬず
)
れが、はらりとする。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
くつぬぎ(沓脚)の例文をもっと
(1作品)
見る
沓脱台
(逆引き)
戦国武士の血を多分に
稟
(
う
)
け継いでいる忠之は、
芥屋
(
けや
)
石の
沓脱台
(
くつぬぎ
)
に庭下駄を踏み鳴らして癇を
昂
(
たか
)
ぶらせた。成行によっては薩州と一出入り仕兼ねまじき決心が、その切れ上った
眥
(
まなじり
)
に見えた。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
くつぬぎ(沓脱台)の例文をもっと
(1作品)
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検索の候補
くつぬ
くついし
くつぬぎいし