“眥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まなじり74.2%
めじり22.6%
きれ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トいいながらしずかに此方こなたを振向いたお政の顔を見れば、何時しか額に芋蠋いもむしほどの青筋を張らせ、肝癪かんしゃくまなじりを釣上げてくちびるをヒン曲げている。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
……赤い日ざしが……青空が……白い雲が……煉瓦がユラユラとゆらめいて、次から次へと左右のめじりへ流れ出して行った。
童貞 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
近子はきれの長い眼をけはしくして、「んでございますツて。」
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)