“内眥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないし50.0%
めがしら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼輪匝筋がんりんそうきんは豊かに肥え、上眼瞼うわまぶたは美しく盛り上って眼瞼軟骨の発達を思わせる。眼瞼の遊離縁も分厚く、内眥ないし外眥がいしの釣合は上りもせず下りも為ない。そして涙湖、涙阜るいふが異様な魅力を以て光っている。
九代目団十郎の首 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
ロダンの目は注意して物を視るとき、内眥めがしらに深く刻んだような皺が出来る。この時その皺が出来た。視線は学生から花子に移って、そこにしばらく留まっている。
花子 (新字新仮名) / 森鴎外(著)