“内密”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないしょ74.0%
ないしよ16.0%
ないみつ4.0%
ないしょう2.0%
ないない2.0%
ひそか2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あなたがその友造さんじゃありませんか、本当の名は米友さんとおっしゃるのでしょう、内密ないしょのお話があるのですからあけて下さい」
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
…………兄さんも阿母さんから、初中しよちう内密ないしよ小遣こづかひを戴き乍ら…………阿母さんが被仰る通り女の様に衣服きものなんか買ふのは馬鹿々々しい。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
其他そのた利己心りこしんおほ人々ひと/″\覬覦きゆから、完全くわんぜんその秘密ひみつたもたんがめに、みづか此樣こん孤島はなれじましのばせて、その製造せいぞうをもきわめて内密ないみつにして次第しだいだが——。
カピ妻 ようとはうぢゃ。乳母うばや、ちっとの退席はづしてたも、内密ないしょうはなしぢゃによって。……いや/\、乳母うばもどりゃ、一通ひとゝほいておいてもらうたはうがよかった。
成る限り大切だいじを取って極々の内密ないないに、しかも出来るだけよう下手人を探し出せと言う大目付からの御内達で、お係りのお目付、松倉十内どんも往生、垂れ冠って御座る。
乘越て上野の山内へ入者いるものありしかば大いにあやし田村權右衞門たむらごんゑもんへ申斷り内密ひそかに清水門より入りて見廻けるに夫ぞと思ふこともなけれど中堂のえんの下何となく怪し氣に思はるゝゆゑ傍邊かたはらへ身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)