“内密話”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないしょばなし90.0%
ひそひそばなし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やっとしてから、巡査が、死骸の方を見ぬ様に顔をそむけたままで、何か人に聞かれては悪い内密話ないしょばなしみたいに、低いしわがれ声で云った。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
これより先、下の座敷では、いったん出かけて行った金公が、またコソコソと立戻って来て、お倉婆あと内密話ないしょばなしを試みている。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
千利休がある時昵懇なじみの女を、数寄屋すきやに呼び込んで内密話ひそひそばなし無中むちゆうになつてゐた事があつた。